ゴボウ

約1000年ほど前に中国から薬用として日本に伝わってきました。ゴボウを薬用として利用している国はありますが、野菜として食べているのは日本だけと言われています。
 ゴボウは食物繊維(セルローズ、ヘミセルローズ、リグニン)を多く含み、解毒、便秘の予防、肌荒れやにきびの予防など色々な効果があります。

調理のポイント

 ゴボウに含まれるリグニンは、切り口に発生する性質があり、時間が経てば経つほど増えていきます。切り口の表面が多くなるように『ささがき』や『千切り』などを使った調理法にするとよいでしょう。
 また、ゴボウはアクの強い野菜ですので酢水につけるとアク抜きになり、褐色の予防にもなります。酢水は水カップ5杯に対し酢を大さじ1杯が適当でしょう。ただし、酢水に15分以上漬けると堅くなり、香り、風味を損ないますので注意しましょう。
 ゴボウは皮と身の間に多く栄養素が含まれていますので包丁の背でこそぎ取るかタワシで擦り洗う程度にしてください。